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2015 ジュネーブサロン(SIHH)-Oro-Gio 代表取締役社長 木村 喜久の現地レポート-

WATCH|2015.2.28 Photography:Yoshihisa Kimura(Oro-Gio)
Text:Satomi Nishimura

スイス・ジュネーブへ! 世界最高峰の“時計賢者”が集う5日間

今年、第25回目を迎えるSIHH(Salon International de la Haute Horlogerie=国際高級時計展示会)。日本において通常ジュネーブサロンと呼ばれるその展示会に、今年は16のブランドが出展した。

Cartier、IWC、JAEGER-LECOULTRE、そして、Oro-Gioの設立に大きな影響を与えたPANERAIもそのひとつ。2015年新作モデルの数々を発表した。

ジュネーブサロンの歴史を綴る1頁目は1991年まで遡る。
世界最大の時計・宝飾見本市であるバーゼルワールドから、Cartierを中心としたリシュモン グループのブランドが脱退し、第1回目のジュネーブサロンを開催したのだ。さまざまな理由が重なってのことであろうが、すべてのブランドが目指した頂は同じ。高級時計という世界での“さらなる高み”であった。

それから四半世紀、高級時計展示会の最高峰であり続けるジュネーブサロンが、今年も1/19 mon.〜1/23 fri.に開催された。全世界から“時計賢者”とも言える人々約1万2500人が参加した5日間。Oro-Gio 代表取締役社長 木村 喜久も福岡より旅立ち、ジュネーブを訪問した。

このクローズアップ・レポートでは、木村社長がジュネーブサロンで見つけたトピックと自らシャッターを切ったスナップ画像をお届けする。

定番モデルの大切さをあらためて噛みしめた、24回目の訪問

スイス第2の都市・ジュネーブ。レマン湖のほとりに拓けたジュネーブ州の州都である。目抜き通りには高級時計ブランドのサロンが建ち並び、Patek Philippeのミュージアムがあるという“watch town”であるのをご存知の方も多いだろう。

一方、ジュネーブサロンの会場は、ジュネーブ空港のすぐ近くに位置する。日々忙しい時計店オーナーや専門誌のジャーナリストを世界各国から招待するため、アクセス面からのケアがなされているのだ。

「会場に着くと、シャンパンと旬のホワイトアスパラでおもてなしをしてくださる。ああ、今年もジュネーブにやってきたなという実感が湧き上がりますね」と笑顔の木村社長。とは言え、そこは新作時計がお披露目される時計ファンたちの集いの場というわけでは、決してない。時計店のオーナーたちにとっては、出展ブランドから年間に仕入れる時計のほとんどを注文してくるという、緊張感に包まれた商談の場なのである。

木村社長がジュネーブサロンに参加するのは、今年で24回目。第2回開催からの皆勤賞だ。「ジュネーブサロンでは、出展ブランドより毎年合計300本程度の時計の注文をいたします。華々しい限定商品に心奪われる瞬間もありますが、最終的に私たちが大切にしたいと考えているのは定番モデルです。その魅力をいかにお客様に伝えていくのかは、販売店が担う大切な役割。これをコツコツと重ねる努力を続けることが、時計という“文化”を後世につなぐことに通じるのではないでしょうか」。

2015年モデルの傾向は“堅実”。よりリアルな日々にフィットする

長年、ジュネーブサロンを見つめてきた木村社長が、今回持った印象は「安定感のある堅実なモデルが多かったようですね」。各ブランドが威信をかけて、技術開発に火花を散らす傾向は落ち着きを取り戻し、“私たちの感覚”によりフィットするモデルが増えているそうだ。となると、現実的に手に入れたくなるモデルも続々と各国のサロンに到着するはず。その真相はOro-Gioで確かめていただきたい。

ちなみに、ジュネーブサロンで特に気になった時計を木村社長にたずねると「JAEGER-LECOULTREの『デュオメトル・カンティエーム・ルネール』です」。複雑な機能をスケルトンで魅せながらも、端正さを保っている上品なフェイスに魅了された模様だ。

IWC 75周年記念パーティでは、ファンだったあの人に遭遇

ジュネーブサロン出展ブランドの中で木村社長が注目したのは、今年75周年を迎えるIWCだ。

ジュネーブサロンで発表された、IWC初代モデルの復刻版「ボルトギーゼ・ハンドワインド75周年モデル」では、その歴史を余すところなく堪能できる。「過去モデルの復刻版でありながら、全くの新作としても通用する普遍性を感じました」と目を細める。

また木村社長は、IWCの時計販売数が上位の販売店オーナーのみが招待されるIWC75周年祝賀会に出席。テーマである「星への旅」を軸に繰り広げられたパフォーマンスも披露され、そのハイライトには「シンプリーレッド」のボーカリストであるミック・ハックネルが登場。往年のファンであった木村社長は再前列に駆け寄り、夢中でシャッターを切ったそうだ。

うれしいサプライズもあった祝賀会。IWCの歴史を体現した「ポルトギーゼ・シリーズ」の素晴らしさをあらためて体感する一夜となった。

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information

Oro-Gio 代表取締役社長 木村 喜久
2002年3月。福岡・大名ー天神のメインストリートとも言える国体道路沿線のビルに『Oro-Gio』をオープン。チーム Oro-Gioとしての強さと絆に自信と誇りを抱きながら、お客様へ最高のサービスを提供するための取り組みに日々励んでいる。

オロジオ
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