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Chronometre「PARMIGIANI FLEURIER」

WATCH|2019.4.10

「パルミジャーニ・フルリエ」というスイス発の時計ブランドをご存知だろうか。ご存知の方はかなりの時計通。『神の手』と称されるミシェル・パルミジャーニの超絶技巧を再現したマニュファクチュールがいよいよ福岡に上陸決定。この記念すべきニュースを体感すべく、去る2019年2月に「パルミジャーニ・フルリエ」福岡上陸を記念したローンチパーティが天神の某所で開催された。主催はもちろんオロジオ。豊富なラインナップの中にさらに魅力的なブランドが加わることになった。

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パーティにはこれから店頭に並ぶブランドの代表的なモデルの数々が並ぶ中、パルミジャーニ・フルリエのグループ会社でムーブメントを製造するヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社の副社長兼開発製造責任者・浜口尚大氏も登場。山口県下関市出身の浜口氏は、高校卒業後、時計師を目指し縁もゆかりもないスイスに単身で留学した。養成学校卒業後、高等職業訓練学校や技術学校を経て修復師の資格を取得した氏は、スイスの「ルノー・エ・パピ」に入社。2012年には世界最高峰のムーブメント製造会社「ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ」のムーブメント開発責任者となり現在は副社長に就任。

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開会の挨拶の後、パルミジャーニ・フルリエ・ジャパンのジェネラルマネージャー 梶原誠氏によるプレゼンテーションが始まる。
1996年にミシェル・パルミジャーニが創業した「パルミジャーニ・フルリエ」は、高級時計業界では比較的新しいブランドながら、時計の95%以上のパーツをネジ一本から自社製作する数少ない真のマニュファクチュール。そうすることで、スイスの伝統的な時計技術を守るとともに、自由な創造を可能にし、『神の手』と称されるミシェル・パルミジャーニの超絶技巧を継承する。
ミシェル・パルミジャーニの才能は修復師として活躍していた頃から注目されていた。特に彼の才能を評価したのが「サンド・ファミリー財団」。この財団は数百年前に作られた芸術性の高い時計やオートマタのコレクションを多数保有し、ミシェル・パルミジャーニはそのコレクションの管理・修復を託されていた。さらに財団は彼の才能をより発揮させるため、自分のブランドを作るよう働きかけていたのだとか。そうして設立したのが、本人の名と工房の所在地をブランド名に掲げた「パルミジャーニ・フルリエ」。

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このブランドの魅力は、高級時計の製造を専門とするヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社が生み出すムーブメント。コンピュータ数値制御によるくり抜き加工やプレス加工などを経て、手作業でていねいに組み立てや装飾を行うことで、他社とは一線を画す芸術品のような精密で美しいムーブメントに仕上げている。また、レザーストラップにも注目してほしい。2006年に世界的に高級と洗練の象徴となっているブランド「エルメス」と高級時計の分野でパートナーシップを結んで以降、「パルミジャーニ・フルリエ」のレザーストラップの多くにエルメス製を採用している。機械はもちろん、ストラップまで徹底的に最高級を貫く。その徹底したブランド姿勢が、多くの人の心を掴んで離さない。

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KALPA QUALITÉ FLEURIER
時計品質の中で最も厳格な規格と言われ精度や耐久性などの実用面のみならずムーブメントや外観への装飾や仕上げの美しさに対する芸術性までもが求められる『QUALITÉ FLEURIER』規格。カルパ カリテフルリエはこの厳格な規格の認証を受けた妥協のない完成度を誇るモデル。黄金比に基づいて作り込まれたトノー型ケースは腕に装着した時の着け心地と優美さの両面で調和がとられている。
自動巻きムーブメント カリテフルリエ認証/2,500,000円(税別)


TORIC HÉMISPHÈRES RÉTROGRADE
世界中を旅する現代人のための象徴的かつ高性能なタイムピース。トリックのシンボルであるローレット加工を施したベゼルを備えたケースはエレガントで時代に左右されない美観をもちながら「旅をする」というアクティブな側面を融合。搭載されたPF317 キャリバーは2つの時間帯の時刻表示を分単位の精度で制御が可能。レトログラード式カレンダー機構も備えている。
自動巻きムーブメント/1,950,000円(税別)


TONDA 1950
マイクロローターを備える極薄の自動巻3針モデル。黄金比に基づく絶妙なバランスの文字盤は無駄を一切廃しながら完璧なまでに調和のとれた完成度を誇る。シンプルな外観に反しシースルーバックから覗くムーブメントには細部に至るまで精巧に手の込んだ装飾が施され機械式時計を芸術の域まで昇華させている。
自動巻きムーブメント/1,840,000円(税別)

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パーティで実施されたプレゼンテーションでは、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式に、父・ウェールズ大公チャールズが選んだ時計が、パルミジャーニ・フルリエの「トリック クロノグラフ」だったことを披露。創業2年後の1998年。トリックコレクション初のクロノグラフとしてジュネーブサロンで発表されたものだ。

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世界最高峰のムーブメントの開発製造責任者浜口氏と談笑する来場者は、この記念すべき会場に選ばれたリストランテKUBOTSUの素敵なフィンガーフードと飲み物に酔いしれ、時間を忘れて楽しんでいた。さて、「パルミジャーニ・フルリエ」は、福岡を代表する高級時計の専門店「オロジオ」で販売されることが決定した。数百年後の修復師が見ても、修復するに値する時計を作るというこの希少でタイムレスなブランドをいち早く体験したい方は、迷わずこちらへ。その芸術的とも表現できるほどの超絶技巧にきっと感動を覚えるだろう。

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Michel Parmigiani
Michel Parmigiani
1950年生まれ。時計学校やテクニクムで学んだ後、修復師として活動を始める。1976年には修復専門のアトリエを開き、独立。修復する中で機構の秘密を学び、時計のノウハウと技術的知識を充実させた彼は、1980年にモーリス=イヴ・サンド コレクションのメンテナンスを受注。サンド・ファミリー財団の代表、ピエール・ランドルトと決定的な出会いを果たし、今日の時計製造の大いなる冒険が始まった。1996年、自分の名を冠すブランド「パルミジャーニ・フルリエ」を創業。高級時計業界の“神の手を持つ時計師”として現在も第一線で活躍する。
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