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パネライを通して見える、世界の文化や歴史、そしてOro-Gioの“原点”。

WATCH|2016.1.1 Photography:Satoru Hirayama
Text:Natsu Noguchi

リニューアルを終えたばかりの店内が、さらに華やいだ1日。

冬の足音を感じ始めた、11月の第3土曜日。落ち着いた大人の雰囲気を纏い、リニューアルを終えたばかりOro-Gioで、〈PANERAI〉のスペシャルイベントが行われた。この日は肌寒さを感じる気温ながらも、ゲスト達の表情や足取りは軽やかだ。というのも、このイベントは3日間限定で行う【PANERAI COLLECTION】のプロモーションも兼ねて実施。期間中は最新モデルを含め、普段はなかなか手に取れないような魅力的なラインナップが店内を飾る、ファン垂涎の3日間なのだ。

イベントは夜の帳が下りた午後7時、パネライの伊地知徹さんが語る両者の“馴れ初め”からスタートした。

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「Oro-Gioさんと私たち〈PANERAI〉の出会いは2001年。正規販売代理店の商談をしていた当時、Oro-Gioさんは開業前で店舗もなく、あるのは木村社長の情熱だけでした。しかし、木村社長の情熱に、私たちは夢と希望を託したんです」と、伊地知さんは当時のエピソードを、熱い思いとともに振り返る。
まだOro-Gioが、Oro-Gioである以前の物語。〈PANERAI〉とともに、Oro-Gioの航海はここから始まったのだ。

時計業界の重鎮が語る、パネライの持つ引力とは。

続いて、待ちに待ったトークショーに。〈PANERAI〉を語るべきスペシャルゲストが登壇し、一気に会場の熱が高まった。

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この日は、桐蔭横浜大学の教授であり、時計ジャーナリストの並木浩一さん、そして、高級腕時計専門誌クロノス日本版の主筆である広田雅将さんのお二人が登場。ともに、数々の時計に関するコラムや講演会を手がけ、時計業界では知らない人はいないスペシャリストだ。
「並木さんと広田さんが揃うと、どんなシナジー効果が生まれるか楽しみ」とは伊地知さん。トークショーが始まる前の、お二人の何気ない会話のやり取りにも、時計の新たな世界に出会わせてくれそうな期待が湧いてくる。

まずは、広田雅将さんのトークショーから。広田さんは年間1000本を超える時計をチェックするなど、桁違いの知識量から仲間内では“博士”と呼ばれているそう。もちろん、〈PANERAI〉もかねてより大好きなブランドのひとつだそうで、軽やかに博士のトークが始まった。

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「〈PANERAI〉が時計市場に与えたインパクトは計り知れません。ケースの大きさ、外装の端正さ、自社製ムーブメントのタフさなど、その功績は数えきれない」と、広田さんは雄弁に語る。自身が大好きだというイギリスの高級車・アストンマーティンの外装と〈PANERAI〉のケースの美しい曲線を重ね合わせ、ここ10数年の〈PANERAI〉の進化論を語ってくれた。豊かな経験から繰り出される、ユニークで、時に辛い(?)広田的時計論だ。
広田さんならではのマニアックな視点に、会場からは「へぇ~」「おぉ!」と共感の声が。「僕、オタクなんで(笑)」と、さらりと言ってのける、広田さんの時計愛に一切の曇りは無い。

そして、トークショーは並木浩一さんへとバトンタッチ。〈PANERAI〉のハートランドであり、並木さんの専門であるイタリア・フィレンツェの歴史や文化について語られた。ちなみに先述した通り、大学で教鞭をとる並木さんも、名実ともに“博士”である。

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1400年代以降、現在にいたるまで世界の文化の中心地と言っても過言ではないフィレンツェ。聞けば、〈PANERAI〉は「サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂」の大時計の修復をコーディネートし、「ガリレオ博物館」への手厚い援助も行っているという。〈PANERAI〉がこれまでに積み重ねた、フィレンツェ、そしてヨーロッパ、ひいては世界の文化への貢献度の高さは、讃えられるべきものだと語る。
「時計を身に付けることは文化を纏うこと。そして、その文化へ敬意を表することです」と並木さん。会場の各々が手元に輝く自身の時計に視線を落とした瞬間、並木さんのその言葉の意味が心を打った。

お酒を片手に、時計談議に花が咲く。

トークショーが終わると、ドリンクを片手に、お二人と参加されたゲスト達との和やかな時計談議が始まった。並木さん、広田さんとディープな時計論を交わす方、気になる時計の着け心地を体験する方などなど、〈PANERAI〉という共通言語で、目の前にある新作の腕時計を“アテ”に最高の時間が流れた。

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1860年にフィレンツェで創設、軍事用のダイバーズウォッチを初めて製造し、現在にいたるまで最高のクラフトマンシップで魅せる〈PANERAI〉。そして、年が明けて2016年、Oro-Gioも〈PANERAI〉とともに福岡で時を刻み続けて14年目を迎える。
これからもOro-Gioは、時計に宿る文化、クラフトマンシップに敬意を表し、正規販売店としてブランドを大切に守り伝えていく。〈PANERAI〉自身も150年以上、そうあり続けるように。

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